開催期間：2013年10月11日(金)まで
灰皿デザインコンペ2013
Haizara Design Competitionは、喫煙スペースに不可欠な「灰皿」の新しいデザインを広く募集するコンペティションです。喫煙の時間と空間をより快適で楽しいものにするためのデザインや、たばこを吸われる方、吸われない方の双方に受け入れてもらえるようなユニークなデザイン提案をお待ちしております。
- 募集内容
- “これから”の灰皿
最近つくづく感じるのは、喫煙空間は魅力的で面白いデザインが増えているのに、灰皿だけはずっと変わらないということです。「吸い殻を入れる器」という固定概念のままで、新しい発想が生まれてきていません。実際に私自身も喫煙室や飲食店などをデザインする際、いざ灰皿を選ぼうと思っても、既製品には良いものが少ないと感じていました。「凄い！」と驚くものがないんですね。つまり多くの人が灰皿に目が向いていない証拠。ですから、このコンペは灰皿を見直すきっかけになればいいなと思っています。
そもそも灰皿は喫煙空間における重要なアイテムです。灰皿があるかないかによって、そこが喫煙できる場所かどうかを見分けられる。だからこそ空間に良い影響を与えるものであってほしいと思います。一つのプロダクトとして魅力的なものであることはもちろん、吸い殻や灰を捨てた後も、なお魅力的であること。これは重要なポイントではないでしょうか。吸い殻や灰を捨てた後の姿が良くないというのは、空間に良い影響を与えません。それが清潔感を保つことなのか、吸い殻や灰が気にならない状態に持っていくのか、方法はいろいろあるかと思います。
これは灰皿を見直すコンペですが、最初にもお話しした通り、「吸い殻を入れる器」だけに限定する必要はありません。そうしたアイテムなのか、空間の設えなのか、仕組みなのか、携帯するものなのか、もっと幅広い視野で考えてほしいと思っています。使用する場所も限定していません。住宅でも商業施設でも公共空間でも屋外でも、ルールやマナーをきちんと守り、吸う人も吸わない人も心地良い環境に導けるものであれば、どんな場所の提案も構いません。既成概念を良い意味で裏切ってくれるものを期待しています。
「これからの灰皿のデザイン」というサブタイトルには、実は「これからの社会や環境を考える」という意味が含まれています。ですから、たばこを吸わない人にもこのコンペに参加してほしいと思っています。そうした方々にとって灰皿は無縁なものと思われがちですが、「これからの社会や環境を考える」という視点に立てば、まったく無縁ではないはず。むしろ、吸わない人から生み出される灰皿はどんなものなのか、ぜひ見てみたいと思いますね。
私自身を含めて、インテリアデザイナーや建築家が実際に使いたいと思えるものが寄せられると良いですね。皆さんのご応募を楽しみにお待ちしています。 - 日程
- 応募期間 2013年7月22日（月）～2013年10月11日（金） 必着
※結果発表は2013年11月中旬開催予定の「BAMBOO EXPO」会場および12月28日発売予定の月刊「商店建築」2014年1月号にて発表致します。 - 参加資格
- 企業、個人、年齢、性別、職業、国籍等の一切を不問とします。
※応募点数に制限はありません。
※未成年者は保護者の承諾を得てから応募してください。
※作品は国内外未発表のものに限ります。 - 各賞
- グランプリ（1点） 100万円
優秀賞（2点） 各30万円
入選（3点） 各5万円
※賞によっては「該当作品なし」とさせていただく場合があります。
※賞金には源泉所得税を含みます。 - URL
- http://haizaradesign.com/
上記URLより、詳細をご確認ください。