ウェブに関わったのは今の会社が初めて
─ 簡単に今の仕事に就くまでの経緯等を教えて下さい。
斉藤:専門学校を卒業してデザイン事務所に入りました。DVDのパッケージや雑誌広告、ポスターなんかを作ってました。
何社か経て今の会社で初めてウェブ担当になりました。全然分からなくて、本当に大変でした。
─ 仕事で関わって初めて分かる部分は多いですよね。
斉藤:はい。学校でも少しはやっていたんですけど、今までは紙媒体がメインでしたし、最初の頃は私一人で切り盛りしているので、打ち合わせだったり会議だったりと。商品を売るのが目的のページにメインで関わっているので、やることが多くて大変でした。今はスタッフを増やして貰って、何とかやっている感じです。
─ この業界と言うか、どこの業界もそうかも知れないんですけど、無茶言う人も居るじゃないですか。そういう経験はありませんか?
斉藤:ありますね。「とりあえず見せてくれ」と言うのが一番困ります。何も要望が無かったり、素材もなかったりと・・・。
─ それは凄く分かります。そういう人に限って、大抵出すと色々文句を言われたり・・・。
そうなんですよ!それでいて時間があれば良いですけど、すぐに作ってくれみたいな事が多くて。そういうのが一番困っているかも知れませんね。
─ 打ち合わせの中で、そういった事が事前に分かると良いんですけどね。
今関わってる仕事で、他媒体との連動が多いんですが、会議になるとプロデューサーが色々と話しているだけで、何だか全然要領を得ない事が多いんです。結局は話が長引いて、聞きたいことが聞けなかったとか・・・。
─ あー分かります。ただ話したかっただけでしょう?みたいな。
そうそう、そうなんですよ。確かに雑談の中から生まれるアイデアとか、引き出せる情報がある場合もありますけど、今関わっている仕事の場合、1日か2日で仕上げなければならないので、参考にあまりならないんですよね。
記事担当者のコメント
紙媒体からウェブ業界にきて社内に誰も聞ける人がいない、と言う状況は良く聞きます。そうした中で一人で頑張って来た感じが伝わってくる内容でした。辛い状況を打破する方法とか、気分転換など、どの職種でもかならず自分で見つけて行かなければならないのだな、と感じました。記事担当:八木