Designare cafe

Idea1　頑張って加工する

Webサイトをデザインしていると、キービジュアルやバナーなど、大きく横長の画像が必要な場合が多々あります。しかし、提供された写真が縦長で長さが足りない場合はどうしましょう？
加工が簡単そうなものは、描き足してしまうのもひとつの手です。

加工前の縦長の写真の横にエリアを増やし、景色を描き足していきます。要素が少ない空や草原などはPhotoshopの「スタンプツール」で簡単にコピーしつつ描き足せます。これで横幅が広がりました。

余分な部分をトリミングし、タイトルなどの文字を配置してみました。
このままでも綺麗に加工すれば大丈夫ですが、これは描き足した草の部分（赤い丸印がついたあたり）が少し違和感がありますね。

気になる部分に、別の写真を配置して隠しつつ動きと賑やかさを出して完成です。

Idea2　複数の写真を組み合わせて使う

ひとつひとつの写真は小さいけれど数がある場合は、組み合わせて１つのグラフィックとして見せる方法もあります。複数の写真を組み合わせる場合は、同じ色が偏ってしまわないようにしたり、色のトーンが同じものにするなど、色味のバランスを気をつけましょう。

上の例は、10枚の花の写真を使いましたが、下の例のように2枚からでもできますね。

Idea3　ぼかす・切り抜く

小さく、解像度が低い画像は、拡大するとどうしても荒くなってしまいますが、「ぼかし」の加工を加えることによって、滑らかな画像になります。このままではボケた画像ですが、トリミングして背景画像として使えます。
例として、ガラスカップの写真を使い、ガラス工芸展がある想定でビジュアルを作成してみました。

まずは大きくぼかし、色調を整えます。今回の場合はコントラストを強めました。

ぼかした写真は背景画像として拡大し、トリミングします。
その上に切り抜いたガラスカップを置き、文字をレイアウトして完成です。
拡大してぼかす方法はピントがあっていない写真に、切り抜く方法は余分なものが写ってしまっている写真にも有効ですね。